介護食セミナーが3月1日大阪府吹田市のラコルタで開催しました。
参加者の多くは福祉施設向けての商品開発をされている業者さんなどでした。
最初は やわらか食の試食「よくここまで作りこめましたねえ!」「おいしい!」「いままで経験した介護食とは全く違う!」「完食しちゃいました!」などのびっくりするようなコメントをいただきました。
今までの介護食の概念とは全く異なる 「見た目を大事にする(映える)」「あえて不均一な食感を作り出し、いかにも本物を食べているような感覚を醸し出す」アプローチが新鮮な感動をもたらしていることを理解してもらえました。
座学では、やわらか食の道に入ったきっかけと理論面の話をしました。
きっかけは東日本震災後の東北に炊き出しボランティアの話をした時に避難所の人たちに「こんなおいしいもの自分の周りの人たちにも作ってあげたいなあ」と言われたことで逆に元気をもらえたことから、人は食べるという喜びを追い求めている。そして自分がおいしいと感じるものを周りの人にも分け与えたいという願いを持っていることを発見したことでした。
最後は座談会で締めくくったのですが、今回参加のメーカー代表たちからは数々の質問が出てきて、 介護食にもただ栄養を取るだけではなく、楽しく食事をするという概念が伝えられたことを実感しました。